恋愛の「社交辞令」と「脈あり」の見極め方って？

思ったまま、感情のままに気持ちを伝えることが多い学生時代に比べて、大人になり社会に出ると場の雰囲気を考えて社交辞令をいうこともありますよね。
社会人の恋愛では、社交辞令と脈ありの態度を上手く見極め、社交辞令に乗っかったり、流したりするのも大切な恋愛テクニックの1つです。
とはいえ、社交辞令と脈ありの態度を見極めるのはなかなか困難。
そこで、このページでは恋愛でのよくある社交辞令のフレーズの分析や、社交辞令と脈ありを判断するポイントについて、ご紹介します。

恋愛での社交辞令の定番フレーズ

社交辞令を真に受けてうっかりのアプローチをしないためにも、恋愛での社交辞令でよく言われる言葉を見ておきましょう。脈アリの可能性も僅かにはありますので、定番フレーズへの対応策も考えておきましょう。

「今度○○に行きましょう」

このフレーズを真に受けて「誘ってくれている」「私に好意があるんだ」と浮かれてしまうのは、ちょっと待って！

残念ながら「今度」が実現する可能性は限りなく低いと言えます。社交辞令の中でもド定番のフレーズですね。

「今度」以外にも「機会があれば」「都合が良いときに」といったように、具体的な日時には触れないところがポイントです。
特にその気が無くても、会話の流れや雰囲気でさらっと口にしている場合が少なくありません。
相手を本気で誘いたい・誘われて嬉しいならば、まずこの言葉は選ばないでしょう。言われた後に具体的な日にちや詳細へ話が進まなければ、ほぼ社交辞令で確定です。

「脈アリ」かどうかを見極めるには

 「今度」ではなく、こちらから具体的な日時を提示して誘い直しましょう。その誘いに対しての反応で見極めができます。

 「その日は予定が入ってるので、また誘ってください」　脈アリ期待値：10%
 明らかに壁を貼っています。このまま攻め続けるのは得策ではありません。縁が無かったと、身を引くのが懸命です。この言葉を真に受けて誘ってしまうと「空気が読めないヤツ」と影で言われることとになります。

 「予定が入っているので、こちらから連絡します」　脈アリ期待値：20%
 「あなたからの連絡がうざいので、もう2度と連絡してこないでね」を、社交辞令で置き換えると「こちらから連絡します」となります。本当に連絡があるかは相手次第なので、僅かな可能性にかけてのんびり待つのが良いでしょう。

 「嬉しい！」「ぜひ！」　脈アリ期待値：70%
 肯定されているので嫌われてはいない、のですが誘いを断ることを先延ばしされているだけの可能性も僅かにあります。スケジュールまでの間に、試されていると考えてください。前日に「やっぱり行けなくなってしまって」と断られる可能性がありますので、鵜呑みにはしないでおきましょう。

 「予定が入っているので、別の日はどうですか？」　脈アリ期待値：90%
 別の日を提示された場合は、恐らく好意は抱かれていると思って良いでしょう。ただし異性としてではなく「友人として」としての好意を向けられている場合があります。異性として意識されるように頑張りましょう！

「可愛いね」「かっこいいね」

気になる人から「可愛い」「かっこいいね」と言われたらテンションが上がってしまいます。

が、これは社交辞令の確率が高い言葉です…。辛いですね。そんなに可愛いと思ってなくても、「言っておけば悪い顔はしないし」という感じでとりあえず言葉にしておくことも多いようです。

「本命の女性には簡単には言えない」という男性の意見もあるので、もし言われたとしてもあまり真に受けずにいたほうが無難です。

「脈アリ」かどうかを見極めるには

 突然の褒め言葉は相手側がこちらの「脈あり」を探っている可能性が高いです。褒められたときの反応を見るために、牽制してきています。
 ここでNGなのは「そんなことないです」などと謙遜すること。相手の褒めを潰しているので、トークが広がりにくくなるのでオススメできません。正解は「ありがとう」です。あとは、あなたのキャラに合わせて、ポジティブな返しをしていきましょう。

「ありがとう！　●●さんみたいな、素敵な人から言われると本気にしちゃいそうです」
「ありがとうございます！　褒められ慣れてないからお世辞でも嬉しいです」

 褒められには褒め返すのもポイントが高いのですが、相手への本気度が高い場合には注意が必要です。照れ隠しで軽いノリで褒め返すと、お互いに社交辞令感が出てしまうので、真剣さが伝わるような言葉を選んでいきましょう。

「モテそう」

こう言われると、否定はしつつもまんざらではない人が多いだろうという理由で、とりあえずの褒め言葉として使われることが多いです。
可愛い、カッコいいよりも遠回しの社交辞令の言葉として、飲みの席などで初対面だったり付き合いが浅い相手に対して言うパターンがよくあります。
容姿が良い、異性の友達が多い方に対して、「軽そう」「遊んでいそう」というマイナスな意味合いで使う方もいるので、特に気を付けたい言葉ですね。

「脈アリ」かどうかを見極めるには

とりえあえずの褒め言葉とはいえ、謙遜することなくポジティブに返すのが鉄則です。「嬉しい！どのへんがモテそうに見える？」「たまに言われるけれど、自分だと良くわかってない。例えば俺の良いところってどこなの？」と相手の真意を引出していきましょう。

「絶対、彼女（彼氏）いそう」（笑）

恋人がいないかどうかのカマかけにも使われるこのフレーズですが、最後の（笑）がポイント。

明らかにその場面を盛り上げるために使っている雰囲気が読み取れたら、恋愛がうまくいっていない自虐トークを引き出すための誘い文句だと諦めて乗っかりましょう。

会話を盛り上げるために上手に乗ってあげるのが大人の対応ですが、その相手は絶対、彼女（彼氏）にはなってくれないことはご承知おきください。

「脈アリ」かどうかを見極めるには

NGなのは「いないよ！」「いたら、ここには来てない」という否定だけで終わらせること。
恋人募集中というアピールもできますので、「いないから、良い人紹介して」「いないから、彼女（彼氏）になって」「彼女（彼氏）はいないけど●●●ならいるよ」と返すのは定番ではありますが、少しでも話を広げられる方向にもっていきましょう。その場のノリで「OK」という返事があるかも知れませんよ！？

骨折り損をしたくないなら要チェック！恋愛での社交辞令の見極め方

恋愛での社交辞令と脈ありの態度には違いがあります。
「気になる人に言われたけど、アプローチして大丈夫なのかな…」そんな悩める人は、ぜひ一度目を通してみてくださいね。

連絡先の交換編

LINEやメールなど「連絡先教えてくれる？」と言われると、簡単に断りにくいもの。
連絡先を交換できたとしても社交辞令だったのか、異性として気があるのか、判断に悩みますよね。
社交辞令と脈ありを見分けるポイントとして、以下の4つがあります。

相手からも連絡をしてくれるか
返信が来るまでどれぐらいの時間がかかるか
受け答えはどんな感じか
相手から話を広げようとしてくれるか

相手が社交辞令で連絡先の交換に応じてくれた場合、何か用でもない限り連絡をくれることはないでしょう。

返信がいつも翌日以降や2週間先など、返信が遅い場合も期待できません。
好意をわずかでも持ってくれているなら、忙しくても早めに返信しようとするものです。
また、必要最低限の受け答えしかしない、話を全然広げようとしてくれない、すべてスタンプを送ってくるという場合も、恐らく社交辞令での連絡です。

反対に、すぐに返信をくれる、特に用が無くても連絡をくれる、リアクションが良く話を続けようとしてくれる場合は、少なくともあなたに好意を持っている可能性が高いですよ。

相手を誘った時編

恋愛感情がないからといって、相手と気まずくなるのは避けたいもの。
誘われてその気がないからといって、はっきり断れる方は少数派でしょう。
「いつか」「そのうち」「時間ができたら」など相手から具体性のないリアクションが返ってきたら、残念ながら望みは薄いです。

「最近は忙しくてー。」というのも、やんわりとしたお断りの言葉ですね。
仮に忙しいとしても誘いに乗る気があれば、「○○のタイミングなら時間が空きそう」と調整の提案をしてきます。
具体的な話に進まないのなら、社交辞令だと思っていいでしょう。
また、誘ってから差しさわりの無い返事をしてすぐに話を別に持っていくのも、よくある社交辞令のパターン。
「いいですね」ぐらいのリアクションなら社交辞令の範囲内なので、相手が誘いの話を発展させようとするか、そうでないかを判断基準にするのがおすすめです。

二人で会話をする時編

「気になる人と話が盛り上がる時もあるけど、これってどうなんだろ？」そう思っている方は、以下のポイントを見てみましょう。

体の距離感はどうか
体も自分の方を向いているか
一歩進んだ質問をしてくるか
笑顔がパッと消える

会話が続いていても深く立ち入らない話題ばかりなら、まだ社交辞令の間柄からは抜け出せていません。相手に好意があれば相手への関心から自然と会話は深くなるので、そこに注意して社交辞令の間柄かどうかを判断しましょう。

「笑顔が多い」は脈ありサインとして挙げられることもありますが、見極めるのが難しいポイントです。
なぜなら、人とのコミュニケーションを円滑にするために意識的に笑顔を多くしている方もいるからです。
愛想笑いと心からの笑顔を見極めるポイントとしては、目が笑っているか、笑顔からすぐ普通の表情に戻るかなどがあります。
口は笑っていても目は全く笑っていない、笑顔から普通の表情に戻るまでが速いという方は、愛想笑いかもしれませんのでチェックしてみましょう。

二人で飲みや食事に行く時編

付き合いの浅い間柄から進んで二人で飲みや食事に行く間柄なら、以下の6つの項目をチェックしてみてください。

2次会や3次会には行こうとしない
頻繁には誘いに乗ってくれない
プライベートな話はしようとしない
腹を割った会話にならない
職場で接する時と態度が同じ
意見や話を合わせてくる

ただ、上記の中で1個当てはまったからといって、100％社交辞令で決まりということはないので、二人の間の雰囲気などもふまえたうえで見極めましょう。
友達や同僚として、しょっちゅうご飯や飲みに行ってくれるパターンもありますが、機会が多くなればなるほど良い関係性を築けているのには違いありません。
これから相手の気持ちを動かしてもいけるので、コツコツアプローチを重ねていくことが大切です。