相性の良い人ってどんな人?を解説

前の彼とは相性が合わなくて別れてしまった、今の彼との相性が良いのかいまいちわからない、そもそも相性が良い人ってどういう人を言うのだろう…。

恋人関係を楽しんだり、結婚してからも充実した毎日を過ごすためにも、できれば相性の良い相手と結ばれたいと思うのは当然のことですよね。相性が良い人ってどんな人なのか、何を基準に判断したらよいのか、まとめてみました。

相性が良い人ってなんだろう

一緒にいて楽しい、心地よい、そういう感覚でいられる相手が、あなたにとって相性が良い人です。その人と一緒にいると、自分のことをさらに好きになれる、そんな関係性。

恋人だけではなく、仲の良い友達や家族のことを思い浮かべてみるとちょっと想像しやすいかもしれません。例えば気を張らなくてもするすると会話が弾んで、お互い素直に気持ちを伝えあえる、イライラしているときにうまくなだめてくれる、など。そんな人と出会ったことはありませんか?それがあなたと相性の良い人です。

匂いやキスで遺伝子レベルの相性がわかる

人間は本能的により遺伝子の異なる相手に惹かれるようにできています。

これは違うタイプの遺伝子がかけ合わさることによって多様性が生まれることに起因しています。なぜ多様性を遺伝子が求めるのかというと、種の存続のための防御システムである「免疫」を強くするためです。生物、そして人間は、未知の細菌やウィルス、感染症などの外部からの脅威に対して抵抗力である「免疫」を強くすることが遺伝子に組み込まれているのでしょう。異なるタイプの遺伝子をかけ合わせることで、より免疫の強い子を生める、ということですね。

そして、遺伝子タイプが異なる人を見極める方法として有効だと言われているのが、匂いキスと言われています。

相性の良い人の匂いは心地良い

マウスを使った実験ですが、同じケージの中に複数の種類のマウスを入れておくと違う種類同士でペアになりやすいことが判明。その個体の識別に匂いが用いられていると考えられています。

またスイスの生物学者クラウス・ヴェーデキント博士が行なった実験に、44人の男子大学生に2日間同じTシャツを着てもらい、そのTシャツの匂いを嗅いでもらうというものがあります。この結果、配列のもっとも異なる遺伝子をもつ人の匂いが、もっとも心地よいと感じることが判明しました。逆にもっとも嫌悪感を抱いた匂いは、自分と近い遺伝子をもつ男子大学生のものという結果も。遺伝子の違いが匂いにあらわれ、それを私たちが嗅覚から感じ取れる証です。

参考:においによる個体識別の遺伝学(https://ci.nii.ac.jp/naid/110001099807)

キスの相性が悪いと恋愛に発展しない

少し夢のない話ですが、キスで細胞の交換をしている、という話は聞いたことがあるのではないでしょうか。

好きな相手にキスしたくなるのは、相手の遺伝子を確認するための本能である、というのが有力な説です。オールバニー大学心理学者ゴードン・ギャラップ博士の研究では、調査した男女の半数以上がキスの相性の悪さで恋愛関係を気づけなかったというデータも出ています。

キスも匂いも1つの目安にはなる

ここでいう相性は遺伝子レベルのものなので、顔が好みかとか一緒にいて楽しいか、という観点から考えると少しずれてしまうかもしれません。ただ、匂いやキスが私たちの心地よさに大きな影響を与えることは確かなので、遺伝子的に相性が良い相手が恋愛相手としても相性が良い可能性が高いでしょう。

交際中の幸福度を左右するのは感情の安定性

2000年のアイオワ大学の論文が278組のカップルに行なった調査の結果、カップルの恋愛に関する幸福度は感情の安定性が大きく影響していることが判明しました。1930年~1980年にかけての50年にわたる調査の結果です。

簡単にまとめると「一緒にいることで自分の感情が安定する人と付き合うのが一番」ということ。ややわかりきっている話かもしれませんが、DV気質があったりメンヘラっぽい人と付き合うと苦労する、ということです。

また、いくら趣味が合っていてる好きなものが似ているなどしても、話し方に違和感があったり、好きなものへの熱の入れ方に違いがあったりと自分の感情が安定しないと長続きしません。一緒にいて心地よい人や自分の嫌いなところが出てこない人=相性が良い、と考えられます。

例えば、自分はイライラしやすい性格だけど、彼はいつもニコニコしていておだやかなので、彼といるときはイライラしづらいとか。家に引きこもって無駄にダラダラして後悔してしまうことが多いけど、適度に外へ連れ出してくれる彼のおかげで充実感が得られているとか。自己嫌悪になったりブルーになったりする状況をうまく回避してくれる存在だとうまくいきます。

参考:General Traits of Personality and Affectivity as Predictors of Satisfaction in Intimate Relationships: Evidence From Self- And Partner-Ratings(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10831308/)

好みが違うのと相性は別物

趣味や好みが合うほうが相性が合う気がしますよね。でも、一概にそうとは言い切れません。自分は犬が好き、彼は猫が好き、という違いがあっても会話が弾む人は弾みますし、同じ犬好きでも話し方なのか姿勢なのか会話のトーンなのかなんだか話しづらい人はいます。

逆に同じものが好きだからこそ、その熱量を比べてしまって話しづらいこともありますよね。好きなものが似ているのと一緒にいて心地よいかはイコールにはなりません。まったく共通点がなくても、話していて楽しい人は楽しいんです。

同じように好意と相性も別物です。顔がタイプだったり遠くから見ているときは良い人だなと感じていたり、でもいざ二人で話してみようと思うとなんか話しづらいな、となることもあります。マッチングアプリでプロフィールを見て、全部自分の好みだ!と思っても、結局は会ってみないと相性ってわからないんですよね。「相手のことが好きで相手も好いてくれている=相性が合う」と思っていると、相手との違和感を感じながらも別れを決断できず泥沼になる可能性があるので注意しましょう。

相性の良し悪しは結婚生活に大きな影響を与える

もしあなたが結婚を考えたお付き合いをしていたり、しようとしているのなら、相性の良さはしっかり意識しておきましょう。

離婚原因の最多が相性の悪さ

平成29年度の婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所のデータを見てみると、離婚理由で最も多いのが「性格の不一致」であることがわかっています。家庭を築き、子育てをしていく中で、相手の気持ちが理解できなかったり、自分の辛い気持ちをわかってもらえなかったり。

小さなすれ違いでも数多く重なったりすれば離婚にまで発展しています。性格の不一致という言葉ではありますが、相性が悪かったとも言い換えられますよね。恋人関係のときは好きな気持ちだけで乗り越えていけたことも、夫婦になってあらゆる困難にぶつかると我慢できなくなっていきます。相性が悪い人とは、遅かれ早かれ別れる可能性が高いということ。相性が良い人を見つけることが、結婚生活を豊かにしていく秘訣です。

参考:平成29年度の婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所(https://www.courts.go.jp/app/files/toukei/024/010024.pdf)

価値観をもっと知っておけば、妥協しなければ、が半分以上

総合探偵社MRが離婚経験のある男女に行なった調査で、結婚前に気をつけておけば良かったこと、として挙げられていた回答の結果です。132人の回答者のうち、43.9%が「もっと相手の性格や価値観を知るべきだった」、16.7%が「妥協しなければ良かった」と答えました。離婚につながった原因に関して、性格や価値観を重視せず情に流されてしまったと感じている方が過半数を超えています。

最も多い回答は性格や価値観を知らなかった、となっていますが、結婚前からうすうす気づいていたのではないでしょうか。カップルの別れの原因などを見てみると、早い人で1か月、それ以外でもだいたい3か月程度で相手との性格のずれを感じているケースが多く見られます。自分が感じる違和感や相性という計りようのないものよりも、好きかどうかを重視してしまうためにこのようなことが起こっているのでしょう。

相性を計るのは難しいですが、相手が自分の気持ちを不安定にするような存在でないかどうかは確認しておくのがベストです。残酷かもしれませんが、少しでも相手に違和感があったら、次の恋に向けて考えたほうが、あなたのためかもしれません。もちろん、まずは彼に素直な気持ちを伝えて、二人で解決できないか探してからでも遅くはないはずです。

相性が悪い人との付き合いは長く一緒に一緒にいるのは止めておいたほうが良さそうですが、相性はいうほど良くはないけど悪くもない人とは長続きするとも言えそうですね。結婚相手を考えるのであれば、目に付きやすい良い点で候補にするのではなく、「悪い」ポイントを持っていない人であることが重要のようです。

参考:離婚についてのアンケート調査(https://dime.jp/genre/353829/)

相性が良い人なんているの?

相性が良い人の条件はなんとなくわかったけど、自分とピッタリ相性が合う人なんているの?と思う人もいるでしょう。今の恋人、以前に付き合っていた人、みんな一緒にいて楽しいと感じることもあるけど、ちょっとだけ違和感を覚える…。でももっと相性が良い人がいなかったらどうしよう。

確かなことは、たくさんの人と出会っている人ほど、相性の良い相手を見つける可能性は高いことです。実際に相性が合う人と出会い結婚した人の経験を見てみると、1か月で200人もの男性と会って2か月目にはその中から15人以上とデートすることを目標にしながら婚活をしていたとか。多くの人と出会い、コミュニケーションをとる中でだんだんと相性を理解していったと言います。

相性が良い人と出会える確率は、どれだけ多くの人との出会いの機会を設けるかに比例している、というのは疑いようのない事実でしょう。たくさんの人と交流をもてば、世の中にどんな人がいるのか比べられますし、より自分と相性の良い人も見つけやすくなります。

チヤホヤされるのは20代まで。30代になったら自分から相性の良い人を探しに行こう

婚活市場では20代が勝負、というのは有名は話。マッチングアプリなどでの男性からの人気は、24~26歳がピークで、そのあとは徐々に低下していきます。そして、30歳を境に一気に急降下。相性の良い人と出会うには、30歳までの時期にどれだけ多くの人と出会うかにかかっています。早く行動することが一番なんです。

結婚相談所、婚活パーティー、マッチングアプリ、婚活のためのツールはいろいろありますが、一番おすすめなのは街コンです。結婚相談所や婚活パーティーは結婚に真剣な人が多いのは利点ですが、その分一人ひとりと真剣に交際して見極めていこうという人が多いので、多くの人と交流して見極めるというのはしづらくなります。出会いの数がそこまで増やせません。マッチングアプリは自分で検索して連絡をとって出会いを増やしていく必要があり、根気がいります。

街コンは結婚まではいかなくても広く出会いを求めている人が集まっていて、一度に数十人から数百人の人と交流がはかれます。テーブルに分かれてテーマに沿った話や自己紹介をし、一定時間がきたらスタッフさんが席替えをうながしてくれます。1回参加するだけで複数の人との出会いを叶えられ、その中から話しやすかった人、一緒にいて心地よかった人と連絡先を交換、その後友達として何度か遊んでみて、良いと思ったらアタックにうつる。相性が合う人を探すためにはなかなか最適ではないでしょうか。

好みもあるので、あなたなりのやり方で構いません。たくさんの人と出会い、交流をもつ、これが相性の良い人と出会う効率の良い方法だということだけは覚えておいてください。

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