男性は過去を美化する

一般的に、男性には過去を美化する傾向があります。学生時代を武勇伝のように語ったり、自分より若い人に「昔の俺を見ているようだ…」と無意味にたそがれたり…。

男性の「過去の美化」は恋愛においてもっとも顕著です。男は基本的に「元カノは今でも俺のことを心のどこかで好きでいる」と思い込んでいます。ただの思い込みなのですが、復縁を期待する女性にとっては好都合。さらに都合のいいことに、男性は元カノ自体を美化し、「いい女だった」「惜しいことをした」「別れなければよかった」と思い出してくれます。

男性が過去の恋愛を美化するタイミングや、女性がそれを利用して復縁を目指す方法についてまとめました。

男性が過去の恋愛を美化するタイミング

男性が過去の恋愛をするタイミングにはパターンがあります。男はみんな同じような時に同じようなことを思い出して現実逃避をはかる生き物なのです。

今の彼女とうまくいっていない時

今カノとの関係がうまくいっていないと、男性は「元カノはよかったな…」と必要以上に過去を美化しつつ思い返します。特に元カノの方がすぐれていたわけではなくても、「昔がよかった」と回想するのです。実際にはただの逃避なのですが、男性はうまくいかないとすぐに「昔の方が」と言い出す存在だと覚えておきましょう。

思い出の場所やものに触れたとき

元カノと行った場所を再び訪れたり、元カノからのプレゼントを久しぶりに見たりしたとき、男性は「あの頃はよかったな」と感じます。例え今の彼女と特に問題がない状態であっても。
この時の男性の心理にあるのは、元カノがどうこうではなく、「あの頃の俺は今よりも輝いていた」という妄想です。本当に今より輝いていたかは定かでないのですが、それでも過去を美化して現実社会から遠ざかろうとするのです。
日々の苦しい現実から逃げるために利用されるのですから、元カノとしてはたまったものではありません。が、あなたがまさにその元カノで、復縁を望んでいるとしたらチャンスだと言えます。

夢に元カノが出てきたとき

夢には記憶にあるものごとがランダムに出現します。出現する可能性では今カノも元カノも上司もヘチマも変わりません。にもかかわらず、男性は夢に元カノが現れると「俺はまだ元カノことを思っているんだ…!」とかんちがいします。
かつて精神分析家のジグムント・フロイトは「夢には願望が表現される」と言いました。ですが、この理論は科学的な根拠のないただの俗説です。
男性は俗説にしがみつき、自分の心と向き合うことを避けながら、「俺は元カノが忘れられない」「きっと元カノもまだ俺を好きでいるはず」と、現実逃避を続けます。

「過去の美化」を利用して元カレと復縁する方法

男性が過去を美化しがちな生き物であるのを利用して復縁する方法について検討していきます。

SNSで元カレの動向をチェックしておく

男性は基本的に今うまくいっていないことがあると、過去に意識を飛ばします。SNSで元カレの行動を随時監視していれば、仕事や恋愛で調子がわるいときが見分けられるはず。そのタイミングを狙って「久しぶり!最近どうしてる?」とさりげなく連絡を取ります。
SNSからは元カレが何に悩み、コンプレックスを感じているのかもわかるもの。実際に再会した時、元カレの抱えている負担をなぐさめるような言動・行動を取れば8割がた復縁できます。
注意したいのは今カノと別れずに元カノと体の関係だけ持とうとする男性がいる点。彼の気持ちが完全にこちらにかたむき、今カノと別れるのを確認するまでは「親切な元カノ」の仮面をかぶったままの方がいいでしょう。「元カノ」の状態であれば、男性の「過去を美化しがち」な性質を利用し続けられます。

今カノと友だちになる

かなりストレスがたまるデメリットはあるものの、今カノと交友関係を持っておくのも手です。元カレと適度な接触機会ができます。今カノとの関係がギクシャクした際、自然なかたちで「~ちゃんに聞いたんだけどうまくいっていないんだって?」と元カレの相談相手になることも可能です。
男性にとって「彼女の友だち」というのはどこか背徳的な魅力のある存在。元カノとして「過去の美化」の恩恵を受けているあなたが、さらに「今カノの友だち」パワーもうしろだてに得られれば、復縁は時間の問題と言えるでしょう。
とはいえ、100%復縁できるとは限りません。ワンチャンの可能性にかけるには、あまりにストレスフルな手法でもあります。

誕生日にメッセージを送る

復縁を目指すにあたって一番無難な方法です。女性の場合、元カレから誕生日にメッセージを送られても「?」と感じるか、気持ち悪くなるだけのケースがほとんど。しかし、男性には「元カノは俺のことをずっと好きでいてくれる」と考えてしまう習性があり、誕生日のメッセージはその証拠ととらえます。実際にあなたが元カレをまだ好きでいるのなら、男性側のこの認識を利用しない手はありません。
数年かけての長期計画にはなりますが、誕生日をはじめとする記念日にメッセージを送り続ければ、いつか彼の方から「一度2人で会わない?」とお誘いが来るかもしれません。

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