同棲生活を楽しくするための家事分担

同棲は楽しいことだけでなく、不満が溜まることやモヤモヤすることも多いもの。とくに同棲カップルの不満の種になりやすいのが「家事分担」ではないでしょうか。そこで今回は、パートナーと円満に同棲するための家事分担のコツをまとめました。

家事分担が火種に!同棲カップルたちの声

「家事分担がケンカの火種になってしまった」というカップルは多いもの。そんな同棲カップルたちの、家事分担にまつわる本音をいくつかピックアップしました。

私ばっかり家事をしている

「ちゃんと家事を分担しなかった私も悪いのですが、気がついたら常に家事をやっているのは私。『先に帰ってるならご飯の準備はお願い』と何度か声をかけても準備してくれる様子は今のところナシ…しばらく家事をサボったらどうなるか、様子見したいです」(20代・女性)

「彼はとにかく生活能力がなく、家事は全て私に任せっきり。実家にいるときはどうしてたのかと聞いたら『母親がやってたから』と答えられて唖然。同棲する以上、いつまでもそういう気持ちでいられたら困るんですよ!」(20代・女性)

家事の偏りに不満を抱く声は、とくに女性から多く聞かれるもの。共働きカップルであっても、やはりまだまだ「家事は女性がやるもの」という意識が強く残っているようですね。しかし、同棲は二人で生活を作っていくもの。どちらか一方に家事のタスクが偏るのは良くありません。

家事のやり方にダメ出しはやめて!

「お風呂の掃除をしたら彼女から『ちゃんと水垢落としてよ!』とまさかのダメ出し。自分では全体をくまなく綺麗にしたつもりだったのに、そんな細かいところだけチェックされるとは思ってなくてちょっと衝撃でした。元々彼女は神経質で綺麗好きなのですが、だからってそんな言い方しなくても…」(20代・男性)

「いつもゴミ出しと皿洗いをやってます。担当を忘れてるわけでもサボってるつもりもないのに、とにかくすぐにゴミ出しや皿洗いをしないと彼女が怒るのが納得いきません。ちゃんとやるし忘れてもないから、いちいちせっつかないでほしい!というのが本音です」(20代・男性)

家事へのダメ出しは、男性のほうがよく受けているようですね。「家事をきちんとしたい」という気持ちは分かりますが、神経質になりすぎてパートナーを労えないのはいただけません!口出しやダメ出しを控えて、家事をしてもらったら「ありがとう」という労いの言葉を忘れずにかけてあげましょう。

上手に同棲の家事分担をするコツ

家事分担の正解はひとつではありません。カップルの形だけ正解があると考えましょう。そこで以下では、より円滑に家事分担をするためのコツをご紹介します。

期待を押し付けない

大前提として、相手に過度な期待を抱くのはやめましょう。「彼女なら料理を作ってくれて当たり前」「休みの日ぐらい家事を手伝ってくれればいいのに」と勝手に期待を抱いて勝手に幻滅するのはいただけません。疲れているときは口に出したり指摘したりするのも面倒かもしれませんが、きちんと口に出して「お願い」をしましょう。「手伝ってほしい」と曖昧なお願いをするのではなく、「ここの掃除をしてほしい」「この食材の下ごしらえをお願い」と具体的な指示を出すことが大切です。

家事の種別を細かくリストアップする

表やホワイトボードを使って、家事の種別をリストアップしたうえで担当を決めると良いでしょう。このときのポイントは、家事のフェーズを細分化してリストアップすること。たとえばゴミ出しであれば単に「ゴミ出し」とだけ書くのではなく、「ゴミをまとめて袋に詰める」「ゴミ捨て場へ持っていく」というようにフェーズを分けて書き込みます。

こうして担当を決めることで家事の重複が防げますし、相手がどんな家事をしているのか細かいところまで可視化できるようになりますよ。

家事分担アプリを活用してみる

家事分担アプリを活用するのも手。ショップで検索すれば、家事分担に使えるアプリがいろいろ提供されていますよ。家事の進捗が一目で共有できたり、つい忘れそうな家事のタスクをリマインダーで知らせてくれたりと、使い方次第で家事がかなり「見える化」できます。何より家事の進捗を共有・確認できると、「ちゃんと掃除をしてくれたんだ」と見えなかった相手の家事タスクも見えるようになり、不満も溜まりにくくなるはずです。

お互いの衛生観を擦り合わせる

「水回りが汚れているのはイヤ」「服をグチャグチャのまましまうのはイヤ」など、衛生・整理整頓に関する価値観をしっかりすり合わせましょう。自分からするとあまり気にならないことでも、相手にとってはものすごく気になることかもしれません。「ここだけは最低限きれいにしてほしい」「ここだけはきれいに使ってほしい」と思う部分をお互いに共有して家事を分担しましょう。いっそのこと、気になる部分の掃除やお手入れは自分からすすんで担当するのも手です。

時間帯・ライフスタイルを考慮して分担する

お互いのライフスタイルや仕事の時間帯に合わせて家事を分担することも大切です。たとえば「仕事が終わるのは遅いけど、朝はゆっくりだから朝食づくりとゴミ出しはできる」「夜勤の日は仕事の準備と一緒に夕飯の準備もできる」という風に分担できますよ。お互いのライフスタイルを圧迫して無理に家事をするより、ずっと効率的になるはずです。

家事そのものの負担を減らすことも考えよう

効率よく家事の分担をすることも大切ですが、家事そのものの負担を減らすことも大切です。そのためのポイントを、以下でいくつかピックアップしてみました。

食品・消耗品の共有はこまめに

「どこに何の食品があるのか」「消耗品のストックはどこにあるのか」という共有はこまめにしておきましょう。とくに洗剤やトイレットペーパー、シャンプーやリンスなどの消耗品はできるだけ決まった場所にストックしておくほうが確認の手間も省けて◎。また、冷蔵庫の中身が一目でわかるよう、メモ書きやマグネットを活用するのもおすすめです。

宅配サービスを活用する

定期便やスーパーの宅配サービスを購入するのも手です。とくに食品や消耗品は、ルーティーンで購入するもの。買い出しの度に大きな変更があるわけでもないはずです。また定期的宅配サービスを活用することで、結果的に無駄遣いが減って家計管理もしやすくなりますよ。

一部の家電にお金をかける

「どうしてもこの負担だけは減らしたい」「ここだけは時短したい」と思う家事には思い切ってお金をかけて家電の力を借りましょう。掃除機ロボットや食器洗浄機、乾燥機付き洗濯機など、コストはかかるもののその分時短になります。「どこにお金をかけるか」「どこまで予算をかけるか」などの点を二人で話し合い、導入する家電を決めましょう。

お互いの「納得感」を重視することも大事

お互いのライフスタイルを考慮することも大切ですが、「どの家事なら負担を少なく感じないか」という話し合いをお互いですることも大切です。一方は「料理は簡単なものしか作れないけどお風呂掃除とお皿洗いなら得意」と思っているかもしれませんし、またもう一方は「リビングとトイレの掃除さえしてくれれば、後はこっちがやったっていいのに…」と思っている可能性だってあります。お互いの得意不得意、負担に思わない家事の種類を改めて話し合って分担していくと良いでしょう。

まとめ

楽しい同棲生活は、二人で協力し合って作っていくもの。意見や負担を押し付け合うのではなく、お互いの得意不得意やライフスタイルを踏まえたうえで落としどころを見つけていきましょう。

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