「声が好き」~耳で惚れる恋愛ってあるの?

好きなタイプを聞かれて「声がかわいい人」「声がシブい人」と答える、声フェチの人は多くいます。声は見た目や内面を好きになるのと同じように、異性にひかれるポイントの1つです。声が好きな人の心理や声が相手に与える印象、モテ声の発声方法などを紹介します。

【男女別】声が好きという人の心理

声にドキッとする女性の心理

男性の声にドキッとして恋愛を意識する女性は多くいます。男性の声にどんな心理を抱き、好きになるのでしょうか。

低音ボイスに「心が落ち着く」

話し方にも説得力をもたせる、低い声の男性は女性に信頼感を与えます。女性にない低い声は、男らしさを感じるポイント。緊張している時に低い声のトーンで優しく声をかけられると心が落ち着き、クラっと魅かれる女性も少なくありません。

声質から「性格をイメージ」している

声で恋におちる女性の中には、好きな男性の性格を声から分析している人がいます。例えば、低くて太い声は知的で仕事ができるタイプ、緊張感のある細い声は自信がないタイプ。など気になる男性の性格を声によって分類しています。精神状態が現れる声に女性は敏感です。

声フェチの女性は、外見よりも声重視。女性が男性の声で恋におちる心理的傾向を理解しておくと、相手のタイプの声を使い分けられます。声を気にしたことがない男性は、普段から自分がどんな声をしているのか意識してみましょう。

声が好きと言う男性の心理

女性の声にこだわりの強い男性は、どんなタイミングで女性の声にグッとくるのでしょうか。「声が好き」という男性の心理について解説します。

優しい声に「癒される」

ゆったりと優しい声で話す女性は、男性をリラックスさせる効果があります。仕事で気が張りつめている時に女性のやわらかい声を聞くと、心が安らぎ癒される男性は多いでしょう。ゆったりとした女性らしい声のトーンは余裕を感じさせ、大人の色気を感じさせる効果も。意中の彼を落としたい時はゆったりとした声で話すと、大人の魅力でドキッとさせられます。

個性的で甘い声に「守りたい」と思った

普段、聞かない個性的で甘い声は心に残ります。特に高いながらも透き通った声で甘えられると、その可愛らしさから守ってあげたいという心理が働くようです。声フェチの男性は、明るく澄んだ声で笑ったり喜んだりしてくれる女性を見るともっと笑わそうと頑張るでしょう。

「声が好き」というのは直感的な感覚です。相手の声がタイプだと思った時は、感覚を信じて積極的にコミュニケーションを重ねてみましょう。本能で惹かれているいるため、心から信頼できる理想のパートナーになるかもしれません。

恋愛に応用可能!メラビアンの法則における「声」の重要性

「見た目が9割」の根拠としてよく耳にする、メラビアンの法則。メラビアンの法則では、聴覚情報である声はコミュニケーションにおいてとても重要な要素とされています。声についてしっかり学んで恋愛に応用してみましょう。

メラビアンの法則とは?

1971年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者、アルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」。
低いトーンの声で怒った表情をしながら「好き」と伝えた場合、相手は「本当は嫌いなのでは?」と考えるのが一般的でしょう。言葉と感情、態度が矛盾している時に人はどう受け止めるのかを実験し、導いたのが「3Vの法則」です。

メラビアンの実験結果によると”3Vの法則”で相手に伝わる情報が優先される割合は「言語情報=7%」「聴覚情報=38%」「視覚情報=55%」でした。この実験の結果から人は、声の質や速さ、大きさ・口調などの聴覚情報が、目で確認できる表情や目線、しぐさなどの視覚情報の次に優先して、感情や態度を判断する材料にしていると考えられます。視覚・聴覚・言語の3つの発信を使って、人は相手に感情を伝えていることを理解することが法則の本質です。

恋愛に活かせる「聴覚情報」

メラビアンの法則において視覚情報の次に優先される「聴覚情報」。声を意識するとより感情を相手に伝えやすくなります。応用できれば、声は恋愛において最強のアイテムになるでしょう。

笑顔でトーンが高めの声で話しかけたり、明るく元気な声で話したりするのを意識するだけでも、相手に好感を与え距離を縮めやすくなります。女性は丁寧な発音で上品な印象を与えたり、男性は声のボリュームで自信の大きさを連想させたりできます。「声が好き」という直感的な部分を好きな相手の好みを予想して、意図的に作り上げることも可能。相手に与えたい印象によって、口調や声のトーンを使い分けてみるのも恋愛を発展させる1つの手です。

メラビアンの法則を恋愛に活用する時の注意点

「視覚情報」と「聴覚情報」が第1印象の9割とされるメラビアンの法則。しかし残り1割の言語情報である、会話の内容を疎かにしてはいけません。どんなに声が相手のタイプでも、会話の内容が適当だと中身のないつまらない人と思われてしまいます。話し手になったり聞き手にまわったりして、自然な会話のキャッチボールを楽しみましょう。

メラビアンの法則を恋愛に上手く活用できれば、気になる相手との恋愛成功率も上がること間違いなしです。声や話し方を意識しすぎて違和感がでないよう、自然体でいられる範囲で声の印象作りをしてみてください。

【男女別】モテ声の発声方法

声に癒されたりドキドキしたり、声は恋愛において大切な要素です。人によっては苦手な声もあるでしょう。「顔はタイプだけど声がキライ」と思われないためにも、魅力的なモテ声をだす方法を紹介します。

男性を振り向かせるモテ声の出し方

1.声に透明感をだす

吐息まじりに声をだすと色っぽく透明感のある声になります。吐く息の量を多めにだすよう意識しましょう。息が声帯を通る音と声が混ざり、透明感のある声がでるようになります。

2.嬉しい気持ちを声に込める

笑顔で話している時の声は、自然なトーンの高い声がでます。「ソ」や「ラ」の音の高さを意識するといいでしょう。
さらに口角を上げて話すと声帯が引き上げられ、にこやかで嬉しそうな声がでます。

3.シーンによって声を使い分ける

気になる相手には、友達といる時や仕事の時とは違う声のトーンや話し方を意識しましょう。
彼と2人きりの時は普段の明るい高めの声から、低めでささやくような声を使ったり甘く可愛い声をだしたりするなど
普段とのギャップを感じさせると相手をドキッとさせられるかもしれません。

声の高さやトーンも大切ですが、発音や話し方によっても与える印象は変わります。言葉に抑揚をつけたり、語尾の声を少し小さくしたりすると、女性らしいやわらかい雰囲気になりますよ。

女性がうっとりするモテ声の出し方

1.綺麗な低音の声をだす

女性に安心感を与えられる低音ボイス。喉で発生していると響きが悪く声が通りません。腹式呼吸でお腹に響かせるように声を発声してみましょう。無駄な力を抜いて話すと余裕がでて、より大人っぽい印象を与えられます。

2.余裕のある落ち着いた声で話す

落ち着いたトーンで、聞き取りやすい声の男性は魅力的に見えます。1つひとつの言葉をはっきりと発音するように心がけましょう。舌と口全体をしっかり動かすように意識するとハキハキとした声ができます。「た」や「な」がはっきりと話せているか確認してみてください。声が響くように口を開きましょう。

3.感情が込められた声をだす

低い声で落ち着いた声がだせても、平坦な声だと不愛想な印象を与えてしまいます。話しているシーンを思い浮かべながら、その時の感情を声にのせましょう。楽しさや喜びを、声の抑揚をつけて表現します。感情表現豊かな声や話し方は相手の心を掴むでしょう。

男女別にモテる声の発声方法やコツについて紹介しました。声の高さやトーンだけでなく、話し方も大切です。自分の声を録音し、改善したい点を発見してみましょう。声の質を変えることは難しいですが、抑揚のない単調な話し方や滑舌の悪さなどは、意識して直せます。異性に好印象を与えられるモテ声を目指しましょう。

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