夫婦の倦怠期を乗り越える手段とは?

街コンレポート_男女がベッドの上で座っています

どんなにラブラブでも、倦怠期が訪れない夫婦はほぼいません。せっかく一生を共にすると誓ったのですから「倦怠期を一緒に乗り越えたい」と思う夫婦も多いでしょう。ここでは、倦怠期が訪れてしまう原因や夫婦で倦怠期を乗り越える方法を紹介していきます。原因を知り、少しでも倦怠期の期間を短くするための手助けになればと思います。

夫婦の倦怠期が訪れる4つの時期

夫婦すべてに必ず該当するとは限りませんが、一般的には下記の時期に倦怠期が訪れやすいと言われています。

3ヶ月後

夫婦に訪れる最初の倦怠期はおよそ3ヶ月目と言われています。「一緒に暮らしてからお互いの生活リズムに慣れてくる時期」「生活に慣れ始めると気持ちに余裕ができ、目につかなかった相手の良くない部分に気づいてしまう」などが原因です。環境変化の順応や結婚生活の新鮮味が薄れるので「結婚って思っていたのと違うかも」と違和感を抱き始めると倦怠期が近づいてしまいます。

半年後

我慢が抑えられなくなってくるのが「半年」頃と言われています。一緒に住んで3ヶ月ごろぐらいなら「結婚したばかりだし」や「これくらいなら自分が我慢すれば大丈夫か」と気持ちをごまかせるでしょう。しかし、時が経てば不満は積もっていくもの。半年も一緒に住むと恋人同士時期のような遠慮がなくなってしまうため、喧嘩が増えやすくなります。

1年後

1年経つと相手の理解も深まり、遠慮も減ってくる時期。喧嘩したときの相手の仕方もお互い熟知しているため、ある程度の問題は解決できます。問題を難なく解決できるというのが落とし穴。「一緒に暮らす新鮮味も減る」「喧嘩の問題が起きても難なく解決できる」と今の生活に面白みを感じなくなってしまうのです。

3年後

3年も一緒に生活していれば、パートナーの両親と同じ・もしくはそれ以上にパートナーを理解しているといっても過言ではありません。相手を熟知しているため、喧嘩になる要因を避けることも可能です。それゆえ、安定した夫婦には見えるかもしれません。しかし、喧嘩要因を避ける根本には「怒るのも面倒」「気にしても意味がない」など、相手への興味の薄れがある可能性があります。また、結婚当初に比べると愛情表現が減るのが大半。そのため、「このままこの人と一緒に居続けていいのだろうか」と迷ってしまう時期と言われています。

放っておくと危険!倦怠期が起こすリスクとは?

「一緒にいてつまらなくなった」「恋人同士だったときのような関係には戻れないんだな」なんて諦めて放置するのは危険です。倦怠期を放置すると起こるリスクを紹介します。

家にいても楽しめない

倦怠期が訪れる原因の一つは「相手への関心の薄れ」です。そのため、夫婦の倦怠期中は関心がない・興味がない人と同じ空間にいることになります。関心が少ない人と一緒にいて楽しいと思う人はほとんどいないはず。倦怠期中は、家にいても楽しくない・生活がつまらないと感じてしまうようになります。

浮気をしてしまう

人は楽しくない空間に居続けるのはほぼ不可能。そんな生活から脱却するために、刺激を求めます。その一つが浮気。パートナーとは別で一緒にいて楽しい人や刺激をくれる人と出会うと関心がそちらに向いてしまうのです。

離婚

倦怠期が訪れてしまうと、「一緒にいて楽しくない」以外にも「この人とこのまま一生を共にしていいんだろうか」と疑問に駆られます。疑問が積もると相手の良くない部分に目が行き届くようになり、不満になって離婚のきっかけに繋がる可能性があります。

夫婦の倦怠期はなぜ訪れる?

なぜ倦怠期が訪れてしまうのでしょうか?原因を紹介しています。

ドキドキ感の消失

「自分を見てほしい」「どうやったら自分を見てくれるんだろう」と駆け引きがあるのが片思い時期や恋人同士の楽しさ。「振り向かせるまでの期間が楽しい」と思う男性は特に多いと言われています。両想いになったり、結婚すると「自分に思いが向いている」と安心感を抱くもの。この安心感から、恋の駆け引きのドキドキ感がなくなり、倦怠期に陥りやすくなるのです。

相手のためのオシャレが減る

付き合っていた頃は、デートごとに自分をとびっきり可愛く・かっこよく見せるために、必死になることも多かったでしょう。しかし、結婚して同棲すれば素の自分を見せる機会が多くなります。「すっぴん見られてるしもういいか」と妥協してしまうと、付き合っていた頃のドキドキが薄れてしまいます。

異性としての意識が減る

結婚とは、パートナーと家族になることを指します。家族として意識すると異性として見る目は薄れてしまうもの。もちろん、家族として安心感を覚えるのは夫婦にとって良い状態です。しかし、恋人同士の頃の高揚感がないことに物足りなさを感じると、倦怠期を迎えてしまいます。

相手に甘えっぱなし

夫婦として一緒にいる日が長くなると、相手にしてもらっている状態がいつの間にか当たり前に感じてしまうことも。「旦那がゴミを出しにいくのは当たり前」「妻がごはんをつくるのは当たり前」のような、“やってもらっている”ことを当たり前と捉えてしまうのは倦怠期の原因になります。

一緒に楽しめる趣味がない

一緒に楽しめる趣味があると、倦怠期を遠ざけるきっかけになると言われています。共通の趣味があると、楽しむために計画を立てたり・行動に移したりといった楽しみを共有でき、「一緒にいて楽しい」を維持し続けられるから。自分一人で楽しめる趣味があるのが悪いわけではありませんが、別々で趣味を楽しみすぎてしまうと、お互いの存在が空気になってしまいます。

夫婦水入らずの時間がない

子どもが生まれた場合、2人きりでいる時間がかなり減ります。もちろん子どもを第一に考えるのは悪いことではありません。2人きりになることへの関心が薄れ、恋人同士の時のような情熱が薄れてしまうのも倦怠期のきっかけになります。子どもが大きくなったら夫婦水入らずの時間をつくるのも大切です。

相手に興味がなくなる

結婚前は会えない時間も多く、「今は何をしているんだろう」「自分のことを考えてくれてるかな」と気になっていたでしょう。しかし、結婚して一緒に住むと毎日顔を合わせます。生活パターンを知っているので、結婚前のような関心が薄れてしまいます。この相手への興味関心が薄れるのも要注意です。

相手への不満ばかりが目につく

付き合っていた頃は、「恋は盲目」状態で短所も良く見えてしまうもの。しかし、一緒に住むと慣れてしまい、気にならなかった短所が嫌な方にシフトしていきます。元は違う生活をしていた者同士ですから、ちょっとした価値観の違いでどんどん不満が蓄積。喧嘩の回数が増えてしまいます。

子どもが生まれる

子どもが生まれたタイミングで、倦怠期に入る夫婦は多いと言われています。女性は妊娠・出産で、「妻」より「母」としての意識が強くなり、当然子どもに意識が向きます。初産となればなおさら。一方、男性視点だと優先順位が下がってしまったことに寂しさを感じてしまうようです。こういった子育てへの温度感の差も、倦怠期の要因になっていると考えていいでしょう。

妻が更年期に入った

女性は更年期に入ると、女性ホルモンのバランスが乱れてしまいます。普段よりも短気になりやすかったり・ちょっとした出来事に不満を感じやすくなったりが挙げられます。男性からすると、イライラしやすくなった妻に不満を覚え、夫婦仲がギクシャクしやすくなってしまうのです。

子どもの自立

子どもがいる家庭は、日常会話も子どもに関する話題が多いもの。もしくは、子どもと一緒に家族団らんを過ごす場合もあるでしょう。子育て中心で回っていた生活が、子どもの自立によって一気に夫婦間の話題がなくなるパターンは意外に多いもの。子が巣立ち、夫婦2人きりになったときに、一緒にいる不安を覚えて倦怠期を迎える場合があります。

夫婦で倦怠期を乗り越えるための過ごし方

倦怠期も夫婦で力を合わせれば、乗り越えられます。ここでは、倦怠期を迎えてしまった夫婦がとるべき行動を紹介しています。

ありがとうの感謝は忘れずに

結婚すると、「どちらが料理や掃除をするのは当たり前」といったような、 “やってもらうこと”が当たり前に感じてしまいがちです。感謝されたくてやっていないとは言え、当たり前のように接してしまうと不満に感じてしまいます。平穏に暮らせているのは、どちらか一方のおかげではありません。「ありがとう」は言葉でしっかり伝えましょう。

夫婦だからこそ挨拶をしっかりする

一緒にいる時間が長くなるほど、「おはよう」「おやすみ」「おかえりなさい」の挨拶が減ってしまう夫婦は多いもの。挨拶が大切なのは外のコミュニケーションだけではありません。夫婦円満に挨拶は必要不可欠。習慣づいてない場合は、まずは「おはよう」や「いってらっしゃい」だけでも声をかけてみましょう。

あえて一人の時間をつくる

「一緒にいる時間が長すぎる」は倦怠期の要因の一つ。どちらかが仕事で出張でもない限りは、ほぼ一緒にいることがほとんど。一緒にいるのが当たり前になっているなら、一人の時間をつくってみるのがおすすめです。「時間をつくり一人でカフェに出かける」もOK。一人の時間をつくると気持ちに余裕ができ、相手の気持ちも考えやすくなります。

相手の気持ちを尊重する

一緒にいるのが当たり前だと、遠慮が薄れてしまい自分本位になる場合があります。最初こそは相手も反論するでしょう。しかし、時が経つと「どうせ言っても聞かない」と不本意な方向に悟ってしまうパターンもあるのです。最悪の場合、話し合いの機会すら設けられないこと可能性も。夫婦だからといって、何でも許されるわけがありません。どんな関係であっても相手の気持ちを尊重は大切です。相手の考え方を受け入れたうえで、自分の気持ちを伝えましょう。

恋人のようにデートをする

たまには恋人同士の頃にやっていたような、デートをするのも倦怠期対策の一環です。思い切って、待ち合わせを設定してみたり、身につけなくなってしまったアクセサリーをつけたり。オシャレして2人の時間を楽しみましょう

記念日は大切に

結婚生活を続けていくと忘れがちな記念日。たかが記念日と侮ってはいけません。先述した通り、倦怠期を遠ざけるもしくは抜け出すために「ありがとう」の感謝は大切。記念日を口実に今まで言えていなかった感謝の気持ちを伝えてみましょう。結婚を決めたときの気持ちも思い出せて、「自分の隣にはこの人がいないと」と思い立たせるきっかけになるかもしれません。

老後の夫婦の楽しみをつくる

「子どもが大きくなったら2人で旅行に行こう」「家を買って老後は2人でゆっくりしたい」など、老後を2人で楽しく過ごす想像をするもの倦怠期から脱却する手段です。叶えるために2人共通の目標も立てられて協力し合う環境をつくれます。未来に楽しみがあると、倦怠期を乗り越えるモチベーションアップにもなるでしょう。

倦怠期は夫婦愛を深めるチャンスと考えていきましょう

最初は一緒にいるのが楽しかった2人も倦怠期がくると、一緒にいるのが苦痛・逆に何も感じないなど、息苦しくなってしまいます。しかし、倦怠期はどんなカップルにも訪れます。そして夫婦の頑張り次第では、倦怠期を乗り越えられるものです。すぐに「もう無理かもしれない」と諦めるのは早いかもしれません。ぜひ、この記事を参考に、できることから実践してきましょう。倦怠期は新しい夫婦として生まれ変わるチャンスです。乗り越えればより深い愛情と愛情で結ばれた、理想の夫婦に近づけるでしょう。

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