【例文付き】交際の断り方に関するテクニックを紹介します

婚活で交際を進めていくうち、「相手をフる、もしくはフラれる」は避けられない道。フラれるのがメンタルにくるのは当然だとしても、フる側だって相当の勇気が必要です。それが交際相手としての相性の悪さ・自分の都合が原因ならなおさら。ここでは、交際の断り方をパターンに分けて紹介します。交際時の断り方の参考になれば幸いです。

交際を断るときのワンポイントテクニック

性格が合わない、時間が取れない、自分とは釣り合わないなど、断る要因は人それぞれです。理由は何にせよ、相手もあなたのために時間を割いてくれたことに変わりはありません。なので、以下の点を意識してみてください。

  • 相手の良いところや魅力的なところは認めて褒める
  • 断りの原因は、自分もしくは相性や環境であると断言する

相手に非があることを主張しないことが、別れ話には大事です。仮にあなたが「●●な部分が嫌だった」と主張すると、相手からしたら過度に感情を害してしまったり「●●を治せばいいんだな」と別れを認めなかったりするでしょう。

ところが「■■さんとの交際は楽しかったけれど、いまは仕事に集中したい」「将来について、ひとりでじっくり考えたい」といったような、相手とは一切関係のない理由で交際の終了を宣言されると「自分に別れの原因がないのだからどうしようもない…」と諦めざるを得ないので、比較的、円満に別れやすくなるでしょう。

交際をお断りする際の連絡の入れ方

その1:はっきり言う勇気がでない!タイプの断り方

【文例】数回デートして「良い人だけど恋愛対象にはならないな」となり、断りの連絡を入れるシチュエーションを想定

先日は楽しいひとときをありがとうございました。盛り上げ上手な〇〇さんのおかげで、ずっと笑いっぱなしな一日でした。ただ、〇〇さんと恋愛観や人生観、結婚観を伺ったときに、私とは少々考え方が異なるようでした。至らない私で申し訳ありません。今の私では〇〇さんとの交際は難しいと感じてしまいました。せっかく私のために時間を割いてくださったのに、申し訳ありません。こんな私と会ってくださりありがとうございました。〇〇さんが素敵な方と巡り合えるよう、心から願っています。


ポイント

自分がはっきり言えない、もしくは相手が繊細そうな方へ有効な断り方です。彼へのお礼を入れつつ、交際を断ること。やんわりと申し出ているので、罪悪感が小さくなるはずです。ここでのポイントは、「交際は難しい」「交際は考えられない」と、交際について濁さず伝えること。空気が読めないタイプが相手だった場合、伝わらずズルズルと歓迎が続いてしまうかもしれません。

その2:後腐れなくバッサリいこう!タイプの断り方

【文例】数回デートをした結果、将来を考えて相性が悪そうだと思い、断りの連絡を入れるシチュエーションを想定

こんにちは、今回は〇〇さんにお伝えしたいことがあり連絡しました。何度かデートさせていただきましたが、性格が合わず、交際はできないと感じています。〇〇さんは良い人だと思ったからこそ、はっきり伝える方が誠実だと思いました。自分勝手なお願いで申し訳ありません。〇〇さんには、もっと素敵な女性がいると思います。

ポイント

バッサリ切っているので、大なり小なり相手が傷つくことを覚悟しましょう。ですが、相手に可能性がないのは確実に伝わるため、お互いに次のステップに進みやすくなります。ある程度割り切りが必要な婚活では、一番の最善策かもしれません。

その3:相手のためにアドバイスしたいタイプの断り方

【文例】自分とは合わなかったけれど、「このクセを直せばもっと魅力的に見えるのに」を伝えてから、交際の断りをいれるパターン

いつもお忙しいなか、私をデートに誘っていただきありがとうございます。今回は私と〇〇さんの今後について、連絡させていただきました。率直にいうと、私たちは交際に向いていないと思います。以前、食事に連れていってくれた時の店員さんへの態度や食事のマナーが気になってしまいました。私には凄く親切にしてくださったことを、もっと周りにも同じように接すればもっと素敵に見えるはずです。その場で言えず申し訳ありません。

ポイント

ただ良くないところを伝えるのはNG。相手の良かった部分もピックアップし、「今のあなたも素敵だけど、ココを直せばもっと素敵になる」と伝えることで、キツくなりすぎない文章になります。

その4:結婚最優先タイプの断り方

【文例】恋愛対象としては何も問題はないけれど、結婚相手としては残念な相手に使う別れのメッセージ

○○さん、こんにちは。○○さんと結婚するイメージが湧きませんでした。私はすでに27歳です。結婚適齢期の真ん中を過ぎてしまっていますので、交際対象を結婚対象として考えています。○○さんとの交際は楽しかったのですが、結婚はできません。もう連絡はとりません。いままでありがとうございました。

ポイント

相手に強い結婚の意思がないことが解っているときに効果的です。結婚をしたく男性からすれば、バッサリパターンよりも諦めざるを得ない空気になります。

万が一、別れ話がこじれてしまった場合は?

どんなに誠実な対応しても、別れ話がこじれる可能性をゼロにするのはほぼ不可能です。もしも相手が別れを認めない態度をしてきた場合は、自分と相手は、他人であり、「今後も復縁するつもりはない」ことを伝え、連絡を避けることが最善策です。

ただ、執拗に嫌がらせや脅しをしてくるなど、悪質になった場合はすぐに警察に相談しましょう。

絶対にやってはいけない交際の断り方

自分にとって気に入らない部分をわざわざ言う

婚活をしていれば、何人もの男性と出会うでしょう。人には相性があるので、「性格が好きじゃない」「好みの顔じゃない」「喋り方が気に食わない」などで好きになれないときもあります。誠実さは大事だとはいえ、あなたが感じたネガティブな要因をそのまま伝えるのはNG。

不必要に縁がない相手を傷つけるのは避けましょう。もしどうしても感想を伝えたい場合は「ココを改善すればもっとイイ人なんだけどな~」という内容にしましょう。長所と短所をセットで伝えるのであればGOODです。

嘘をつく

相手を傷つけないために、オブラートに包んだ言い方を心掛けるのは大切なこと。ですが「転勤が決まったので」「引越しが決まったので」「家族が病気で…」など、相手に嘘をつくのは良くありません。

万が一嘘がバレてしまった場合、ただ断られるよりも余計に傷つけることになります。また、「嘘をつかれた=ダマされた」という解釈を相手に与えることになるので、反応がエスカレートする可能性が上がります。

断りの連絡を入れるときは、多少理由を添えた方が良いのは確かです。しかし、詳細を伝える必要はありません。嘘をつかず、誠実な交際の終了を心掛けましょう。

相手を一方的に否定しない

交際が終わってしまうのは、お互いに何かしらの要因があってのこと。自分と相手は合わなかった、ただそれだけのことです。

あなたにとっては、相性が合わない要素だったとしても、他の方なら上手くいく可能性もゼロではありません。断りの連絡や別れ話をするときには、相手を立てる気持ちで。交際が続かなかったのは「あくまでもタイミングが悪かった」を意識するのが大切です。

特に、別れ話の際に相手の良くない部分を責めることはNG。明らかに相手に非があり問題が生じて別れるような場合だとしても、相手の人格を否定することがあなたが得をすることはなにもないでしょう。

フェードアウトもしくはLINEブロックをする

断りの連絡を入れるのは、確かに心苦しいもの。ただ、あなたが相手のために時間を作ったように、相手もあなたのために時間を作ってくれたのですから、交際の断りを入れるのが筋というものです。

何の意思表示もなく、フェードアウトやLINEブロックをした場合、あなたへの印象はマイナスなのは当然のこと、無用のトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。誠実な交際に努めるのは、相手への気遣い以外にも、自身を守るための大切な行動と言えます。

曖昧すぎる表現を使わない

ハッキリ言うのが苦手な方もいますし、やんわりと断る行為自体は問題ありません。ただし、強く言うのが苦手であろうと、「交際はできない」「今は交際を考えられない」と、交際を継続する可能性がゼロである事実をしっかり告げましょう。

「なんとなく相性が合っていないかも」や「今の状態で続けていけるか不安です」というような曖昧な表現は、断られているのか判別がつきにくいのです。「合わない」と確信しているなら、ズルズルと関係を引きずるより、スパッと切る方がかえって親切です。

断る前に振り返ってみて!

断り方を紹介してきましたが、断るタイミングも大切です。1回会っただけで「合わない」と判断するのは、いささか軽率かもしれません。最低でも2回は直接会って人柄を見極めていきましょう。
婚活のゴールは、結婚といえます。そして、新たなスタートである結婚で大切なのは、「一緒にいても自然体でいられる」「落ち着く」ことが重要視されるものです。

  • 一緒にいて安心する
  • 結婚した後のイメージができる
  • ハラスメントやDVを受けたことがない
  • 自分の人生の隣にはカレがいてほしい
  • 困難があっても、支えていきたいと思える
  • 困ったときに、素直に相談ができる
  • 金銭感覚やモノの価値観が合う
  • 安定した収入がある、十分な資産があるなど、経済力がある
  • 優しくて自分を大切にしてくれる

上記に全てあてはまる相手に対して、あなたから別れ話をする理由はあまりありません。もう少し交際して、様子をみることをおすすめします。

まとめ

相手を傷つけない交際の仕方を紹介してきました。交際の断り方で大切なのは「相手に非がないことや魅力を伝えたうえで、交際できない」を主張すること。曖昧な表現では相手に伝わらず、関係を引きずってしまうため、双方にメリットがありません。

どんなに優しい言葉を尽くしたとしても、相手を100%傷つけずに済む方法は、ほぼないと言っていいでしょう。しかし、相手を思って紡がれた言葉なら気持ちは伝わるはずです。婚活を進める以上、誰かをフったりフラれたりは避けては通れないもの。今回の記事を参考にして断り上手を目指してみてください。

そして……新しい出逢いに素敵な縁がありますように。

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