恋愛に興味が持てないアラサー女性の実態とは

恋バナしててもどこか他人事。恋愛の楽しさが分からないし、別に知りたいとも思わない。ただ、周りに話を合わせるのにもちょっと疲れてきた…という恋愛に興味の無いアラサー女性に向けて、なぜ自分は恋をしたいと思わないのかを深堀りしていきます。

10人に一人は恋愛に興味が無い

SankeiBizの記事によれば、現在恋人がいない女性のうち10人に一人は恋愛経験が無く、かつ興味も無いというアンケート結果がでたそうです。

アラサーになると、周りから結婚や出産、婚活などの話題が増えてくる年代。恋愛に興味が持てないだけで、疎外感を感じる人も少なくありません。ですが、そうした恋愛に興味が持てないこと自体はそれほど珍しいことではないのです。

参照:SankeiBiz|恋人のいない女性「男性との交際に興味が持てない理由」1位は?(https://www.sankeibiz.jp/econome/news/141206/ecc1412061720004-n1.htm

恋愛に興味が無い?タイプごとに解説

女性は恋愛するものだと思い込んでいませんか。だからこそ、恋愛できないことに悩んでいる方もいます。ここからは、恋愛に興味が持てない理由や興味を持つためのポイントなどを解説。参考になれば幸いです。

今は仕事がいちばん!恋愛は後回しタイプ

やりがいのある仕事に就いていると、仕事が楽しいし最優先になることがありますよね。多くの仕事の場合、仕事には期日や納期が付き物ですから、仕事のスケジュールを崩す要素はなるべく取り除きたいもの。

恋愛興味ナシになりがちな人は、仕事を優先したいために、恋人と過ごす時間ややり取りで起こる感情の波といった仕事に影響を与えるものを遠ざけてしまいます。結果、仕事を優先して恋愛や結婚は後回しになってしまうのです。

周りの言葉にうんざり…なことも

ただ、仕事も恋愛も両立している人がいるため、周りから「仕事ばっかりで将来どうするの」「今のうちから婚活しておいた方がいいよ」と言われてウンザリ…と言う方も。今も世間的には女性は恋愛をするものだと思われているので、話を合わせることも少なくないと言います。

仕事一本に力を注ぐ方もいれば、両立するからこそうまくいく方もいるというのを知ってもらいたいですよね。

お仕事が大好きなタイプの方の場合、仕事が順調なときはいいのですがそうでなくなると心のよりどころが欲しいと感じるケースもあるようです。また、年齢を重ねると独り身の寂しさを見聞きする機会も増えるので、将来的には伴侶がいたらいいかも、と思っている方もいるはず。

本当に仕事がいちばん?自分に問いかけてみよう

自分が本当はどうしたいのかは、ときどき人生を振り返ってみると見えてくるかもしれません。「どんな仕事をしていても、仕事の状態がどうであれ恋愛は別にいいや」というタイプなのか、「仕事に打ち込めるときは良いけど、そうじゃないときは恋人がいるといい」タイプなのかによって、今後の人生設計も変わってきます。

やっぱり仕事がいちばん!

とにかく仕事がいちばん!な方は、自分の人生において恋愛や結婚の必要性をあまり感じていません。それよりも、会社の上司や同僚、クライアント、お客様などに喜んでもらえることやキャリアアップが何よりうれしく、楽しいタイプです。

また、恋愛関係ではなく友人関係を心地よいと感じていて、それで満足している。ただ、年を重ねていくにつれて付き合いなどが減っていくかもしれないと考えると、一人でも生活していけるだけの貯蓄、頼れる人脈づくりなども今から心掛けておきたいですね。

恋愛も大事にしたいところだけど…

「よくよく考えてみたら、仕事も恋愛も大事」なタイプなのであれば両立の仕方を模索する必要がありそうです。

ただ、仕事をしていきたいと考えているなら、交際中や結婚後も仕事に対して理解のあるパートナーを探す必要があります。婚活をするときは、趣味や容姿、職業、年齢などの一般的な情報はもちろんですが、自分の仕事を尊重してくれる人かというのも見極めておきたいですね。

恋愛する・しないに関わらず仕事がいちばん!な自分を分かってくれる人とのつながりを大切にしましょう。

一人で過ごす方が楽しい!恋に振り回されたくないタイプ

イベントごとやデート、旅行など交際中は恋人と2人の時間を過ごす機会が多くあります。遠恋中であれば、移動の時間も必要です。

そうした時間に対してちょっとめんどくさい、ずっと二人きりだと恋人に気を遣って疲れる…というのがお一人様満喫タイプの方です。恋人と過ごして疲れてしまうより、一人で楽しく過ごしたい・ルーティーンを守りたいという気持ちがあります。

一人で寂しくないの?は余計なお世話

一人で旅行に出かけたり、ご飯を食べに行ったり自由な時間を大切にしているのがこのタイプです。アウトドアな方もいれば、インドアな方もいます。自分の感覚をフルに使って楽しむ・リラックスすることで、明日への活力にしているのです。

共通しているのは「誰かに合わせる必要のない一人の時間が楽」という気持ち。そうした方たちにとって、周りから「恋人と一緒に出かける方が楽しいよ」「一人だと寂しいでしょ?」といった言葉は余計なお世話でしかありません。しつこくしてしまうと、お一人様満喫系タイプは離れていってしまうでしょう。

波長が合う人とならOK

一人時間が好きだからと言って、恋人と過ごす時間が全くいらないと思っている訳ではありません。一人が好きな人は、自分のライフサイクルやライフスタイルを崩したくないだけです。一見、わがままに映るせいでいろいろ言われることもあると言いますが、一人時間を持つことで、心身を穏やかに保っているのです。

また、一人でいたいと思う度合いは人それぞれです。忙しい仕事を終えたら一人になりたい、定期的に一人時間を満喫したいなどがあります。また、同じ家に誰かと住むのが難しいと考えているタイプも。恋愛から結婚となると同棲期間を持つことがありますが、ひとつ屋根の下で暮らすのがダメなので、結婚まで至りません。通い婚がOKな相手なら、恋愛から結婚にも発展するかもしれませんね。

そのため、適切な距離感を大事にしてくれるパートナーが理想的。一人でいたいことに理解のある人や同じ感覚を持つ人とお付き合いできれば、恋愛も長続きするはずです。お互いのタイミングが合うときや週末だけどちらかの家で、などそれぞれが無理をしない形で恋愛しましょう。

結婚に夢とか希望とかない…家庭環境に理由ありタイプ

両親や家族にトラブルがあり、結婚願望が持てない方がこのタイプです。例えば、両親のどちらかが浮気をしていて泥沼の離婚をしてしまった、仮面夫婦のもとで育った、家庭内暴力があった…など、家庭環境に起因する理由があって恋愛に興味が持てないのです。

諦めにも似た感覚を持っている

家庭環境に理由があるタイプの場合、恋愛や結婚をしても幸せにはなれないという刷り込みにも似た諦めがあります。自分はそうはなりたくないと思っていても、染みついてしまった考えを振り払うのは容易ではありません。

大好きなパートナーと出会えたとしても、不幸な結末を迎えるのだと漠然と思いこんでお別れしてしまうのです。そのうち、そもそも恋愛をしなければつらい気持ちにもならないと、恋愛への興味を失くしてしまいます。

恋愛に他人の力を借りてみるのも1つの手

もし、本当は恋愛や結婚で幸せを感じたいと思っているのなら、自分以外の人の力を借りてみるのもいいでしょう。家庭に問題があると、思考にある種のフィルターがかかってしまうためです。それは、「自分は幸せにはなれない」という思い込み。

思い込みから出会うことすら避けているなら、自分以外の人を通して恋を始めてみませんか。友人・知人を頼るのは気恥ずかしい・家庭のことを話すのはちょっと…というときは結婚相談所を使ってみましょう。

他人を通して自分や相手の良いところを見てもらう

出会いだけを考えるならマッチングアプリもいいのですが、ポイントは自分以外の人に自分やパートナーを見てもらうことです。自分だったら遠ざけてしまう相手でも、他人(仲人さんやコンシェルジュ)から見たらお似合いかもしれません。

幸せになれないという思い込みフィルターですが、他人を通すことで素直に自分や相手を見ることができるようになるかもしれません。

元恋人がクズでトラウマ…しばらく恋愛はしたくないタイプ

付き合っていた人が原因で恋愛への興味を持てなくなったという方もいます。お付き合いしている最中の相手の言動に疲弊して、恋愛お休み期間を設けているのがこのタイプです。

束縛・モラハラ・DVで傷ついている

付き合う前や付き合い始めは理想の恋人!と思っていた相手が、時間が経つと束縛してきたり、モラハラを繰り返したり…。「思い通りにいかない奴だ」と暴言や暴力に訴えられれば、心身ともに傷つくのは当たり前です。

相手はこちらを支配したいだけなので、言動に一貫性がありません。そのため、昨日はAで正解だったのに今日はBが正解になるなんてことが頻繁に起こり、その不安定さからどんどん傷が深くなっていくのです。

やっとの思いで別れられても、受けた傷が癒えるのには時間がかかるでしょう。その間は、新しい恋愛を始める気力はなかなか湧いてきません。また、傷が癒えてきてもまた同じことになったらという不安から、恋愛を遠ざけてしまうケースもあります。

傷ついていると認めていい

恋愛のトラウマは、自己肯定感をがくんと下げます。すると、「自分なんかが恋愛くらいで傷ついたって言ってはいけない。もっとつらい思いをしている人もいる」と考えてしまうように。さらに、自分には価値が無いと思いこみ、都合よく利用してくる相手にすら「利用してくれるだけ必要とされているんだ」という気持ちを持ってしまうケースもあります。

つらいお付き合いが続いているときは、まずは自分がどんな傷を抱えているのかを知りましょう。ただし、一人で向き合うのがつらいときは、誰か頼って話を聞いてもらってくださいね。元恋人にひどい仕打ちを受けて傷ついているんだと、自分を認めてあげましょう。

つらい恋の原因が分かれば、まずはその傷を癒すことから始めましょう。好きなこと、リラックスできること、楽しいことなどで心が元気になってから、自分を大切にしてくれるパートナー探しを始めてくださいね。

恋愛感情を抱かない・必要としないアロマンティック

恋愛感情をそのものを抱かない・抱いたことが無い方は、アロマンティックという性的指向かもしれません。

アロマンティックとは

アロマンティックは、LGBTQ+などで知られるセクシャルマイノリティの性的指向の1つ。他者に対して恋愛感情を持たないのが特徴です。

恋愛感情を抱かないので、周りの恋愛話にも共感しません。また、恋愛したいという欲求も持っていません。ただ、自身がアロマンティックだと認識していないと「周りと違う自分はどこかおかしいんだ」と自分を責めてしまうことも。ある程度の年齢を重ねても恋愛感情が分からない・理解できない場合は、もしかしたらアロマンティックという指向を持っているかもしれませんね。

ただ、恋愛感情は無くても性的欲求を他者に感じることはあります。もし、他社に対して性的欲求も感じないのであれば、アロマンティックかつアセクシャルと言えるでしょう。

恋人ではなくパートナー的感覚で一緒にいる

アロマンティックの中には、結婚して子供がいる、一緒に暮らすパートナーがいるというタイプの方もいます。恋愛感情ではなく、一緒にいて楽しい・心地よいといった気持ちを持でもって暮らしているのです。また、自分は恋愛感情を抱いていないけど相手の好意は受け入れられる場合もあるでしょう。

性的指向は個々人によって変わります。そのため、まずは自分自身の気持ちと向き合って自分は恋愛に対してどう思っているかを考えてみましょう。そのうえで、自身を受け入れられれば、恋愛に興味が持てないという悩みは少し軽くなるはずです。

恋愛に興味が持てない理由は人それぞれ

アラサー女性が恋愛に興味を持てない理由については、人それぞれとしか言いようがありません。また、いくつかの理由が重なっていることもあるでしょう。

1つ言えるのは、恋愛に興味が持てない自分をまずは客観的に認めてあげて欲しいということ。時期がそうさせているのか、過去に要因があるのか、それともそもそも恋愛不要なのか。それが分かれば、より自分らしい人生が送れるはずです。

人によっては、大きな壁を乗り越えなくてはいけないかもしれません。大きなエネルギーが必要なときは、一人で何もかも解決しようとせずに、同じ悩みを持っている人を探してみたり、誰かやどこかに相談したりして少しずつでも進んでいきましょう。

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